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2006年2

移民局の名称変更

2006年1月24日、ジョン・ハワード首相が改革事項を内閣にて発表し、その結果いくつかの行政機関の名称が変更されました。中でもThe Indigenous Affairsが、今までの移民局(The Department of Immigration & Multicultural & Indigenous Affairs/通称:DIMIA)の管轄から外され、名称が数年前と同じDIMA(The Department of Immigration & Multicultural Affairs)に変わりました。そこで、たくさんの移民局関係の書類が新しくなることからも、それに関連して他の変更事項もこの機会に行われる可能性があります。 ビザの申請をする際には、最新の書類を利用するようご注意下さい。最新の書類については、移民局のウェブサイト、www.immi.gov.auにて確認ができます。

ワーク・エクスペリエンスの重要性
近年、永住権の取得を目標としている、卒業を控えた学生にとって、ビザ取得への追加条件について論議されています。議論の対象の中で最も大きいテーマは、一定期間のワーク・エクスペリエンスが必要だ、ということです。実際、現段階ではこのテーマに関してまだ議論の域を越えておらず、移民局も正式な発表は行っておりません。しかし、今このような議論があるという事実は、将来、永住権取得のためのスキルの査定にワーク・エクスペリエンスが盛り込まれることが予想されます。過去1年間にオーストラリア職業認定団体(Trades Recognition Australia)が、スキルの査定には更にたくさんのワーク・エクスペリエンスが必要ではないか、という提案も発表しています。そこで、ワーク・エクスペリエンスが不十分な生徒への1つの解決方法として、新卒者は3年間の1次滞在ビザを取得し、目的とする職種で1年間、または職業リスト(SOL)にある中の職種で2年間働き、スキルの査定をパスするという方法もあります。繰り返しますが、このテーマは現段階ではあくまで論議されていることであり、政府からの公式な発表はまだ行われていません。

IELTSについて
IELTSテスト(英語を母国語としない人の英語能力判定テスト)を運営している世界中の団体が、「受験した日から90日間は受験資格なし」という今までの規則を2006年5月1日から撤廃すると発表しました。これによって、全ての受験者がいつ、何度でもテストを受けられるようになります。今回の変更は、十分な英語力があったにも関わらず受験へのテクニックがなく、必要なスコアが取れなかった、というビザ申請者にとっては大きな配慮になると考えられます。

近年、移民法は度重なる変更がされてきました。よって、最新の情報を得るためにもビザに関する質問や悩みなどは、専門家(ビザコンサルティング)にご相談することをお勧めします。本文は、Gorshu Pty Ltd(移民省公認登録番号9791459)の資料提供のもと掲載しております。ビザに関するお問い合わせは、オンラインビザ相談ページ

 

2006年1月
※ 掲載されている記事は、執筆当時の情報となっておりますのでご了承ください。