Japan Australia Information Link Media パースエクスプレス

2005年12

ビザ志願者のIELTSテストについて

 今年の11月、英語の学力を測るIELTSテストに関する方針が変更されたことが、移民局(DIMIA)から発表されました。 現在、留学生によるスキルドインディペンデント・ビザ申請者は、このIELTSテストを受けなければなりません(但し申請者の母国語が英語の場合は除く)。しかし、移民法ではまだ明確にこの件については謳ってはおらず、IELTSテストは移民局の判断により必要か否かが審査されたることを良しとしています。つまり、移民局の方針が移民法を凌駕するかたちになっていますが、そのことにより、“ではいつそのIELTSテストを受ける必要があるか”といった問題が浮上しています。現段階でご忠告できることは、万全を期す意味でIELTSテストは、ビザ申請書を提出される前に受けることをお勧めします。
 
しかし、ビザコンサルタントの協会である「The Migration Institute of Australia」では、多数の人達がビザ申請の締め切り前にIELTSテストを受けることは困難である状況を移民局側に伝え、どのようなかたちが最善なのかといった質問を投げかけています。現在、その質問に対する移民局側からの返答を待っていますが、返答が確認され次第、また本誌にてご報告します。

2回目のワーキングホリデービザ

 今年の11月からワーキングホリデービザの延長が開始され、現時点で500名を超える人達が、すでに2回目となるワーキングホリデービザの延長を申し込んでいるようです。以前、本誌でもご説明しましたが、ワーキングホリデービザを保持している方で、農収穫作業に3ヶ月以上従事すれば、ワーキングホリデービザ延長の申請可能となります。現在、移民局はこれらの反響を前向きに受けとめ、将来的にこの法律があらゆる意味で多方面に拡大する可能性も示唆しています。
  The Commonwealth Government's Productivity Commission (政府国民生産委員会)は、移民プログラムにおけるオーストラリア経済の影響を調査し始めています。この調査委員会は、今回のワーキングホリデービザの延長が、オーストラリアの経済にどれだけの影響を及ぼすか、また移民政策に多大な影響を及ぼすと予想されるビザについては、今後も移民局によって様々な変更がなされることが期待されます。

近年、移民法は度重なる変更がされてきました。よって、最新の情報を得るためにもビザに関する質問や悩みなどは、専門家(ビザコンサルティング)にご相談することをお勧めします。本文は、Gorshu Pty Ltd(移民省公認登録番号9791459)の資料提供のもと掲載しております。ビザに関するお問い合わせは、オンラインビザ相談ページ

 

2005年12月
※ 掲載されている記事は、執筆当時の情報となっておりますのでご了承ください。