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パースエクスプレスVol.213 2015年10月号

●「日本企業に就職して海外で働きたい」
石毛 貴文さんのある日

海外で自立しながら暮らしてみたかった。父親の仕事の関係で、小学生の時に海外生活の経験はあったが、今回は日本の大学を休学してパースに来た。そして、目前に迫る日本での就職活動を視野に、日系の現地法人で働くことを希望して、実現させた。将来は日本の企業に就職し、父親と同じように海外の駐在員として働きたいと願う。そのためにも現地の日系の会社で働き、海外における「日本や日本人の良さ」を改めて感じたかった。実際に仕事場で、オーストラリア人と一緒に仕事をすることもあるが、「日本人の仕事に対する丁寧さは別格です。その良さは世界でも、まだまだ需要があると思います」と話す石毛さんの1日を紹介します。
石毛 貴文さん
石毛 貴文さん
(いしげ たかふみ)
22歳

朝食
6:00 am
仕事柄、どんなに忙しくても朝食を摂るようにしている。天気の良い日はリラックスしながら庭で。
自家用車で出勤。
6:45 am
自家用車で出勤。

荷物の梱包
8:30 am
運送業の現地法人で仕事をする石毛さん。午前中は、引越しのお客さん宅で荷物の梱包をする。

小口荷物の集荷に出る
0:00 pm
会社の車で午後から小口荷物の集荷に出る。
ヘッドシェフからも指導を受ける
3:00 pm
集荷してきた荷物を倉庫で整理し、配送準備をする。


自転車をパッキング
日系の会社ならではのきめ細やかなサービスとして、専用の梱包資材を使い、自転車をパッキングする。

丁寧な仕事を心掛ける石毛さん
荷物を載せる器具を使い、丁寧な仕事を心掛ける石毛さん。作業を繰り返すことで、仕事のクオリティが洗練されることを実感する。
ヘッドシェフからも指導を受ける
上司と電話で連絡を取りながら、荷物の梱包内容を再確認する。責任のある仕事を任され、やりがいを感じている石毛さん。

平日の夕方や週末にボールを蹴る
5:00 pm
幼稚園生の頃からやってきたサッカー。高校までキャプテンとして部活動で、その後は社会人のチームでプレーしてきた。パースでは、フランス人やブラジル人、韓国人がチームメートとなり、仕事が終わった平日の夕方や週末にボールを蹴る。

BBQで親交を深める 7:00 pm
シェアオーナーの石毛さんは度々、家に友人を呼び、BBQで親交を深める。「仕事やプライベートを通して、いろいろな人と出会います。そんな時、“日本や日本人の強み”みたいなものを感じます。そのようものを将来の仕事にも活かせればと考えています」と話す石毛さんの1日でした。