パースエクスプレス Vol.209 2015年6月号
2014‐15 Aリーグのチャンピオンが決定した。そして、すでに各チームで来季を見据えた移籍市場が動き出している。 |
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2014 - 15 Aリーグ・ファイナルシリーズ結果 |
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リーグ戦最終順位上位6チームで競うファイナルシリーズの決勝戦、Grand Finalが5月17日に行なわれた。そのGrand Finalでは、Semi FinalsのGame 1の勝者、Melbourne VictoryとSemi FinalsのGame 2の勝者、Sydney FCがチャンピオンの座を目指した。2009‐10のファイナルシリーズと同じ顔合わせとなったこの試合には、29,843人が詰め掛けた。 | |
グランドファイナルは、過去に2度のチャンピオンとなっている両チームとの対決となった。序盤から試合を有利に進めるMelbourne Victoryは前半34分、ゴール前で交錯するボールをVictoryの背番号8番、Besart Berishaがサイドネット揺らし、先制点を奪う。そして、終盤の後半38分、Victoryの背番号9番、Kosta BarbarousesがSydney FCのGKに一度は弾かれた自身のシュートを再度押し込み、追加点を奪う。試合終了直前の1分前にもVictoryの背番号6番、Leigh Broxhamが駄目押しを叩き込み、ゲームは終了した。Sydney FCに圧倒的な差を見せ付けたVictoryは、5年ぶり3度目の優勝を果たし、2014‐15シーズンのAリーグは幕を閉じた。 |
2014‐15シーズンのAリーグ優秀選手 |
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最優秀選手は Nathan Burnsが 受賞 | Aリーグ2014‐15シーズンの個人賞が発表となり、最優秀選手賞(ジョニー・ウォーレン・メダル)はWellington PhoenixのFW、Nathan Burns選手に贈られた。また、グランドファイナルで活躍した選手に贈られるジョー・マーストン・メダルは、Melbourne VictoryのMF、Mark Milliganが受賞した。さらに、シーズン得点王は16得点でSydney FCのFW、Marc Janko選手が獲得。最優秀若手選手賞に、グローリのJamie Maclarenを含む5名がノミネートされ、Adelaide UnitedのMF、James Jeggoが受賞した。また、グローリーは毎年行なっているパースグローリー・クラブ年間表彰式を選手給与規定違反でFFAから罰則を受けたこともあり、自粛した。 |
Scott Jamiesonが グローリーと早期契約解除 |
Danny Vukovic が Melbourne Victoryへ移籍 |
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元オーストラリア代表のDF、Scott Jamiesonは2012年よりグローリーに所属していたが、早期契約解除の後、5月28日にWestern Sydney Wanderersと2016‐17までの2年の契約を結んだ。 |
Jリーグのベガルタ仙台に所属経験もあり、227試合のAリーグ最多出場記録をもつGKのDanny Vukovic(グローリーでは106試合出場)が、Melbourne Victoryと3年間の契約を結んだ。 |
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