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パースエクスプレスVol.211 2015年8月号

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 社 会
 

JETプログラムで西豪州から日本へ


7月22日、在パース日本総領事公邸にて「語学指導等を行う外国青年招致事業(The Japan Exchange and Teaching Programme/略称:JETプログラム)」の歓送レセプションが行われた。今年で29年目となるこのJETプログラムにおいて、今年度西豪州から17名が参加した。

取材協力:在パース日本国総領事館

17名が参加 JETプログラム参加者17名と好井正信在パース日本国総領事、Michael Mischin西豪州政府法務・商業大臣。

 レセプションでは、JETプログラム参加者へ好井正信在パース日本国総領事、西豪州首相代理のMichael Mischin西豪州政府法務・商業大臣から激励の言葉が贈られ、またJETプログラム卒業生有志で構成される親睦団体『JET Alumni Association of WA』の会長、Will Perera氏からもはなむけの言葉が贈られた。そして、今回のJETプログラム参加者を代表して、Aimi Bellさんがスピーチで意気込みを語った。本年度の西豪州からの参加者17名は、語学指導に従事する外国語指導助手(ALT:Assistant Language Teacher)として日本の各地小学校や中学校、高等学校などに配属される。

激励のスピーチ
激励のスピーチを行う、好井正信在パース日本国総領事(写真左)とMichael Mischin西豪州政府法務・商業大臣(写真中央)。また、はなむけの言葉を贈る『JET Alumni Association of WA』の会長、Will Perera氏(写真右)。
好井正信総領事

 今回、西豪州からのJETプログラム参加者を代表してスピーチをするAimi Bellさん。外国語指導助手として宮城県気仙沼市へ配属されるAimi Bellさんは、パースにて大学在学中に日本の姫路へ留学した経験があり、また卒業後はパース日本人学校で約3年間、英語教師をしていた。  今回のJETプログラム参加について本誌インタビューにて「東日本大震災の時の津波によって大きな漁船が打ち上げられた、あの気仙沼市に行きます。行ったことがないので、わくわくしています。気仙沼市教育委員会から4つの小学校に派遣されて、英語を教える予定です。仕事以外では、気仙沼市が環境問題に力を入れていると聞いているので、サステーナブルな農法やエネルギーについても学べたらと思っています。それと、宮城県には牛タンやシーフードなど美味しい食べ物がいっぱいあると聞いています。それらも楽しみです」と抱負を語ってくれた。


【JETプログラム】 1987年(昭和62年度)より始められ、外国語教育の充実と地域レベルでの国際交流を図ることを目的として、地方公共団体が総務省、外務省、文部科学省、そして財団法人自治体国際化協会(CLAIR)の協力の下に実施している。プログラム開始以来、63ヶ国から6万人以上が参加している。




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