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前島イズム 継続の”エクササイズ”

前島イズム 継続の”エクササイズ” by前島 一貴

Vol.227/2016/12

前島イズム 継続のエクササイズ


今号は妊娠中、産後の方へのエクササイズを紹介します。妊娠中、運動を継続することで元気な赤ちゃんを産むための体力づくりにつながります。そして、産後は育児もしなければならないので無理はぜず、体型戻しを重点にエクササイズを行いましょう。



第18回 妊娠中&産後のエクササイズ


【妊娠中のエクササイズ】
運動の強度は重要ではありません。やり過ぎも禁物です。まずはエクササイズをすることを医師に伝え、正しい姿勢で行ってください。そして、栄養を多く取り入れるため、余分な脂肪や糖分をたくさんとってしまっているかもしれませんので、有酸素運動をお勧めします。しっかり酸素を取り込むことでお母さん、赤ちゃんにもいい影響を与えるでしょう。


 
ダイエット方法

長い距離をウォーキングしたからといっても、悪い姿勢でやっては逆に気分が悪くなったり、肩こりや腰痛の原因になる恐れがあります。物は持たずに腕を振って、正しい姿勢で行いましょう。正しい姿勢は筋力トレーニングにもつながります。

前島チェック

- 妊娠中期(目安)以降より医師の許可を得てからはじめる。
- 紫外線対策をして、水分はこまめに摂る。
- むれにくい生地で、通気性の良い服を着用。
- 自宅から離れ過ぎない場所で行う(いつでも家に戻れるように)



ダイエット方法

ジムなどで行われているマタニティクラスの参加やマタニティスイミングの時間帯を利用することをお勧めします。お腹が軽くなることから腰痛や肩こりが軽減され、ストレス解消にもつながります。

前島チェック

- 妊娠初期は冷えや疲れで出血する可能性があるので控える。
- 妊娠中期(目安)以降より医師の許可を得てからはじめる。
- 人との接触を避けるため、混雑したプールは控える。
- 妊娠中は免疫力が低下しているので感染症には留意。





ウォーキング&スイミングの利点


- 体重管理
- 骨盤の位置の調整や周りの筋肉の強化
- 血行促進
- むくみ改善
- 便秘解消
- 酸素の取り組み
- 気分転換 など
出来事

11月17日〜20日に行われましたシンガポールでの国際親善試合「Prime Gymnastics International Invitational 2016」に自分がコーチをしている体操クラブが参加し、自分も引率してきました。地元シンガポールからは10クラブ、オーストラリアからは9クラブ、全5カ国から25クラブが参加した大会でした。親善試合ということもあり、交流も兼ねた和やかな雰囲気での試合でしたが、そんな中でも教え子たちは多くのことを学んだと思います。例えば、気候の違いで湿気が多く、その関係でパースの会場とは違いクーラーが効かされ、また器具も違えば、会場の広さも異なるため、いつものように演技をしていたらできないこともあったと思います。そして、試合以外の時間の過ごし方も学んだと思います。一部の子どもはホテルに隣接してあったプールで時間をすごし過ぎ、前日の会場練習ですでに疲れが出ていました。全てにおいて、教え子たちにとっては学びでした。また、私にとっても体操を通した国際交流の場として有意義な時間を過ごすことができました。

出来事