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Vol.190/2013/11
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今回は、4名中1名がシドニー在住の読者からの投稿となっています。
「不適切な内容」
このコーナーは正直、好きではないけど、この雑誌で最初に読むページです。嫌いならば読まなければ良いのにと言われそうですが、このコーナーに好き勝手なことを投稿している人に一言、言わせてください。「恥ずかしくないんですか？」。
タイトル通り、それが「あなたの言いたいこと」なんだと思いますが、“言う”前に、それが適当かどうかを考えてみてください。彼氏・彼女がどうだとか、セックスや夜の話、結婚や離婚についてなど、言ったところでどうにもならない事について言っている投稿があります。
確かに、人の“悩み”や“辛い”話を聞いて、自分に勇気がもてる時もありますが、“悩み”や“辛さ”は『甘え』とは違うので、そこを勘違いしないでほしいです。
投稿する前に一度、読み返していますか？書かれた内容が、“悩み”や“辛さ”なのか、それとも『甘え』なのか…。
今まで、私がこのコーナーを読んできて、「不適切な内容」の投稿は、ほとんどが『甘え』のものだったと思います。同じ日本人で、何でそんなことを“言っている”のか、恥ずかしくなり、その状況を案じているから、このコーナーを読んでしまうのかもしれません。
＜投稿者＞石井 39歳 女性
「子どもに見せられない」
人がどう思って、何を考えているのか知りたいのは、人間の深層心理だと思います。どんな生活をして、そんな恋愛をして、どんな彼氏・彼女がいて、結婚生活をどう過ごしているのか。また、給料はどのくらいもらって、どのぐらい稼いでいるのかといったプライベートを知りたい、という覗き見的な欲求は誰にでもあるはずです。このコーナーは、そんな欲求を満たしてくれているから人気があるのだと思います。
ただ、さらけ出されたプライベートが、ただ単に出来事だけの紹介で、中身のない投稿もあります。私たち読者は、出来事だけではなく、ちゃんと中身が伴ったものか、そうではないかを見分ける必要があり、その見分ける力が要求されているのかもしれません。
先日、『「パースエクスプレス」は、子どもには見せられない。「あなたの言いたいこと」があるから』と友人が言っていました。友人というより、知り合い程度の人なのでいいかと思いますが、『「あなたに見分ける力がない」から「子どもに見せられない」』のが正しいと思います。
＜投稿＞自称ジャーナリスト 28歳 男性
「Vol.188（9月号）の『帰国したくない』の投稿に対して」
どうしても言いたい事があり投稿しました。帰らなくて済む方法なんてないです。世の中、なめ過ぎです。彼氏が日本にいるのにこっちで彼氏ができて、しかもそれを頼りにビザが欲しいって、知らず知らずにいろんな人の事を馬鹿にしてるのに気付いているのでしょうか？この国で、永住目指して身を粉にして働いている人に対して、バカにしていますよ。女性だとチヤホヤされ、気が大きくなってこっちで彼氏作った典型的なワーホリでしょう。早く帰ったらいいと思います。
＜投稿者＞くまさん 30歳 男性
「宗教」
結婚6年目ですが、夫との生活はすれ違いが多く、コミュニケーションはほとんどありません。
日本で知り合い、日本で結婚しました。子どもができて、教育のために夫の故郷のシドニーで新しい生活をスタートさせました。しかし、直ぐに嫁姑問題でパースに移動しましたが、パースもあまり上手く馴染めず、今はまたシドニーに戻って生活しています。
「子は鎹（かすがい）」とは良く言ったもので、子どもがいなかったなら、間違いなく離婚していたと思います。
最初にシドニーに来た時、子どもの学校で知り合った日本人の方と、今回、シドニーに戻ってからも親しくしてもらっています。先日、その方とお茶をしていた時のことです。彼女とは付き合いも長いので、愚痴程度で夫との関係を話すと、「一度、私のお友達も含め、一緒にお話しません？」と誘われました。「“お話”とは？」といった感じで、その話が何なのかよくよく聞いてみると、「宗教」とか「信仰」という話でした。
日本から移住して、誰も知り合いがいない時、彼女にはいろいろと助けてもらいました。今でもそうですし、彼女の誘いを無視することはできませんが、正直、その「宗教」という言葉には反応してしまっています。夫にも相談しましたが、「信仰は当たり前のことで、自分にとって興味のあることだったら、もっと話を聞いてみるべきだ」と言っています。夫はクリスチャンです。
ただ、一般的に日本人は「宗教」に対する意識が弱い上、私もそうなので、ちょっと抵抗があります。ここはオーストラリアだし、日本ではないことも分かっていますが、話を聞くかどうかを悩んでいる今日この頃です。
＜投稿＞シドニー在住 36歳 女性
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