日本でも、アルコールの妊婦への悪影響が多く取り上げられている。アルコール中毒症の妊婦から生まれる約半数が、胎児性アルコール症候群による障害児だという。アルコール飲料への注意表示についていえば、日本は欧米と比べれば後進国と言えそうだ。
 2004年2月、日本のアルコール薬物問題全国市民協会が、アルコール飲料への警告表示を各酒造組合等へ要請したことにより、同年6月、ビール酒造組合が自主的に注意書きを表示したことが日本の警告表示の始まりだ。しかし実際に表示された警告文は、かなり小さい文字で、効果が期待できるようなものではなく、現在も同様である。日本のタバコの喫煙警告表示も相変わらずあまりインパクトがないが、これにはタバコ販売による税金徴収の方が国民の健康維持より重要だ、といった意味合いを感じてしまうな。まあ、タバコもアルコール飲料も近所の自動販売機で手軽に買えてしまうようでは、警告表示にあまり意味が無い様な気がする。国民の健康を真剣に考えるなら、もっと徹底的に取り組んでほしいな。

筆者は全く酒が飲めないので、何とも言えないが、食事中にアルコールの害によるドギツイ写真が付いたビールやワインなんか目にしたのでは、食欲もなくなってしまうだろうな。表示の仕方もそれなりに工夫してもらいたいものだ。対策もこれから色々と出てくると思うが、問題はアルコール自体にあるのではなく、アルコールを異常に摂取する人間なのだ。自分で自分をコントロールできないことが、そもそもの原因であることを考えてほしい。

<筆者のプロフィール>
東京生まれの元祖ワーホリ。日本企業のエンジニアを辞職し、日豪で計3年間の修行の後、日本語教師となる。パース在住15年、日本語教師歴11年。ペンネーム「ブッシュウォーカー」。

 


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