さて、こういった学校での携帯電話の使用による問題は、今や世界的に広まっているようだ。携帯電話が普及している国ならば当然、起こりうる問題だろう。日本国内でも似たような問題が発生している。授業中にテキストメーセージの交換をする。着メロで授業が中断する。携帯電話の機種で差別をする。嫌がらせのメッセージを送る。といった報告が見られる。携帯電話の規制は学校間で様々であるようだが、まだ都道府県レベルでの統一された規制までには至っていない。保護者の多くは、子供の安全のために携帯電話は必要であると考えており、学校側との対立があるようだ。筆者が保護者の立場なら、やはり携帯電話を子供の護身用として持たせたいだろう。しかし、子供用に多機能機種は無用と考える。学校側がやるべきことは、生徒が持てる携帯電話の機種を制限し、使用時間帯を規制することではないだろうか。考えれば、もっと様々な案が出てくると思うのだが。

今回のWA州の教室内携帯電話使用禁止ガイドライン導入は、テクノロジーの進歩により生じた社会問題対策と考えられよう。テクノロジーの進歩というと聞こえはいいが、その裏には必ずネガティブな部分が存在していることを忘れてはならない。携帯電話もこれから更に多機能化していくだろうが、その時にまた新たな社会問題が起こりうるといった懸念があるのは、筆者だけだろうか。

<筆者のプロフィール>
東京生まれの元祖ワーホリ。日本企業のエンジニアを辞職し、日豪で計3年間の修行の後、日本語教師となる。パース在住15年、日本語教師歴11年。ペンネーム「ブッシュウォーカー」。

 


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