日本でもドラッグ蔓延問題は深刻だ。日本の場合は国内で製造されることはほとんど無く、中国や北朝鮮といった国から暴力団を介しての密輸、外国人による密輸組織により流入したものがほとんどといわれている。驚かされるのは、最近はこういったドラッグの使用者に、中学、高校生が多数いるということだ。以前は麻薬、覚せい剤使用者といえば、芸能人やミュージシャンといった印象が強かったが、最近ではこういった若年層が、ファッション感覚で気軽に手を出しているという。恐らくドラッグの知識などなく、遊び心で始めるケースがほとんどではないかな。これに対して政府もいろいろと対策を行っているが、特に若年層にはドラッグの知識をしっかり与えることが必要だろう。また最近では、プロのスポーツ選手が運動能力向上を目的に、覚醒作用を持つ違法ドラッグを使用しているということもあり、様々な形でドラッグに依存する人間が増えている。日本でもドラッグ関連の犯罪が増える以前に、早急に撲滅措置を取ることが必要だろう。

今回のベン・カズン問題は、たまたま彼がスター選手であったために大きく取り上げられたが、数あるドラッグ関連事件の一つに過ぎないだろう。麻薬、覚せい剤といったドラッグを撲滅するのは容易なことではないが、喫煙者を激減させたように政府と社会が一体となってキャンペーンを展開すれば必ず良い結果が出るはずだ。一時の快楽のためにその後の長い人生をふいにすることほど空しいことはない。ドラッグビジネスの犠牲者が少しでも減ることを祈るばかりだ。

 

<筆者のプロフィール>
東京生まれの元祖ワーホリ。日本企業のエンジニアを辞職し、日豪で計3年間の修行の後、日本語教師となる。パース在住15年、日本語教師歴11年。ペンネーム「ブッシュウォーカー」。

 


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