2004年1

2004年に行われるビザの変更について

 今年1月1日、DIMIA(移民局)はビザに関する変更を発表しました。その中には、退職者ビザに関する重要な変更も含まれています。
  今回、新ガーディアン(保護者)ビザの法律改正が正式に行われる予定でしたが、残念ながらその発表はありませんでした。この新ガーディアン(保護者)ビザとは、お子様がオーストラリアの小、中、高校に通っている間、ご自身もオーストラリアに滞在されたいと思っている方にとても有益なものと思われ、発表が待たれます。

 そこで、まだ正式な発表はされてはいませんが、この新ビザ「学生ガーディアン(保護者)ビザ580」の主なポイントを紹介します。
・オーストラリア国外での申請のみ可能。
・「長期滞在ビザ686(これまで、保護者として滞在希望の方が取得していたビザ)は、同目的での申請が不可能となる。
・学生ビザ保有者(6〜18歳)の親、または21歳以上の親族に適用。 ※例外として、18歳以上の学生でも、中東諸国の女子学生で付添いを必要とする場合や、オーストラリアと相手国との相互関  係に有益と外務省が判断した場合は適用可能。
・大人1名のみ申請可能(子供の数に関わらず)、オーストラリアでの就労不可、就学は3ヶ月まで。 ・学生ビザ保有者の他に6歳以下の子供がいる場合、1名のみ  オーストラリアに連れてくることが出来る。 ・学生ビザ保有者と同じ場所に住まなくてはならない。
・保護者としての役割を果たすこと。 ・適用期間は、学生ビザの有効期限内、または最高5年。
・学生ビザ発行後から適用。 ・健康保険に加入していること。
・学生ビザ、保護者ビザそれぞれに申請料金$400(計$800)が必要。
・保護者、子供両方の財政能力の証明。

 また、退職者ビザを申請する場合にも財政能力の証明が必要ですが、今年1月1日の移民法の変更で、オーストラリアへの移住を希望する初回申請者の財政基準が引き上げられました。これは、1998年12月以来、数字は低いながらも消費者物価指数が上昇を続けていること、地価が高騰していることが原因と思われます。

 退職者ビザを申請する場合には、以下の条件を満たさなければなりません。
・$870,000を所有。もしくは
・$350,000を所有し、年収$52,000 またはそれ以上。

 オーストラリアに非扶養家族が住んでいる場合、条件は多少軽減されます。
・$800,000を所有。もしくは
・$315,000 を所有し、年収$50,000またはそれ以上。

 退職者ビザについては既に施行されています。ご質問等がありましたら、必ず専門家にお尋ね下さい。

近年、移民法は度重なる変更がされてきました。よって、最新の情報を得るためにもビザに関する質問や悩みなどは、専門家(ビザコンサルティング)にご相談することをお勧めします。本文は、Gorshu Pty Ltd(移民省公認登録番号9791459)の資料提供のもと掲載しております。ビザに関するお問い合わせは、オンラインビザ相談ページ

 

2004年1月
※ 掲載されている記事は、執筆当時の情報となっておりますのでご了承ください。




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