2001年10月

オーストラリアで働く?

 オーストラリアに長期間働く、もしくは永住につながるビザを取得したいが、そのチャンスがないのではと考えている人達にいくつかの朗報、移民法変更と好機について今回はお話します。

 今年の7月1日から、大学のコースを修了した学生達が卒業後、日本で就職するためにオーストラリアでの職業経験が必要となった場合、Occupational Trainee(subclass 442)ビザを申請することが可能になりました。つまり、このビザを取得することでオーストラリアで働くことが可能になるといえるでしょう。
  また、Skilled Independent ビザを申請したいが、ポイントに達していないという人達には、Regional Sponsored Migration Scheme(RSMS)ビザを申請することも選択肢の一つとして考えられるようになりました。RSMSは、スキルをもった人材が不足している地域(地方)、移民があまりいない地域を活性化しようということを目的とされています。RSMSビザを取得するためには、Regional Certifying Bodyで承認された職業(ポジション)に就く事と2年間フルタイムで働く事が条件になっています。また、申請者はその職業に関連した資格(最低でもオーストラリアのディプロマクラスを取得)を持っている事と45歳以下である事、英語能力がある事(約IELTSレベル5)が必要とされます。ただし、かなり人材不足の地域においては、移民局も年齢や英語能力を問わないことも考えられます。また、2年間の契約期間内に申請者が仕事を辞めるようなことがあれば、移民局は即座にそのビザを破棄してしまうということも頭に入れておきましょう。

  このビザは、オーストラリアに住みたくてもポイントが足りないという方にはとても有効です。ちなみに「人材が不足している地域」とは移民局の定めた地域のことで、例えばMelbourne、Sadeleaide、Hobartなどですが、Perth、Sydney、Brisbane、Gold Coastなど人口密度の高い地域は含まれていません。

 ビザに関する詳しい情報を知りたい方は、必ず専門家(ビザコンサルタント)にご相談下さい。 近年、移民法は度重なる変更がされてきました。よって、最新の情報を得るためにもビザに関する質問や悩みなどは、専門家(ビザコンサルティング)にご相談することをお勧めします。

2001年10月
※ 掲載されている記事は、執筆当時の情報となっておりますのでご了承ください。

近年、移民法は度重なる変更がされてきました。よって、最新の情報を得るためにもビザに関する質問や悩みなどは、専門家(ビザコンサルティング)にご相談することをお勧めします。




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