2001年6月

テンポラリー・レジデンス

 「PR(Permanent Residence)ビザ取得を希望する」という方がよくいらっしゃいますが、実際、PRビザと呼ばれるビザはない事をお伝えしなければなりません。ですが、“永住ビザ”と呼ばれる『カテゴリー』のビザはあります。その中には、配偶者、親、親族、その他の家族ビザ、またはスキルド・ビザのような多くの種類のビザが含まれています。また、同じ事はテンポラリー・レジデンス・ビザ(一時滞在者ビザ(訪問者を含む))にもついても言えます。テンポラリー・レジデンス・ビザは海外からきた人々がある期間オーストラリアに住む事を許可するもので、こちらも数多くの種類があります。テンポラリー・レジデンス・ビザは主に経済、社会と文化、国際関係の3つの系統から成っています。以下がその3系統のテンポラリー・レジデンス・ビザとなっています。

○ 経済系: ビジネス入国ビザ・教育ビザ・開業医ビザ
○ 社会 / 文化系: エンターテイメントビザ・メディア及び映画スタッフビザ・布教活動ビザ・家族ビザ・退職ビザ
○ 国際関連系: ワーキングホリデービザ・エクスチェンジビザ・スペシャルプログラムビザ・外交ビザ・国内労働(外交 / 領事)ビザ・国内労働(海外エグゼクティブ)ビザ・職業訓練生ビザ・介護(扶養)ビザ・扶養(家族)ビザ

上記のように数多くのテンポラリー・レジデンス・ビザがあり、1999年(7月1日)から2000年(6月30日)にかけては151,514件のビザがこのカテゴリーから交付されました。

また参考までに、オーストラリアを訪れる多くの人が、医療費関係のトラブルを起こしています。オーストラリアは、フィンランド、イタリア、スウェーデン、イギリス、その他数ヶ国と相互医療協定を結んでいますが、日本との間にはそのような協定はありません。ですから、もしテンポラリー・レジデンス・ビザによるオーストラリアでの生活をお考えの場合は、民間医療保険加入を強くお勧めします。

 前回予告しておりました ”学生ビザの改正”の続きは、都合により内容を変更させて頂きました。

2001年6月
※ 掲載されている記事は、執筆当時の情報となっておりますのでご了承ください。

近年、移民法は度重なる変更がされてきました。よって、最新の情報を得るためにもビザに関する質問や悩みなどは、専門家(ビザコンサルティング)にご相談することをお勧めします。




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