2001年1月

家族関連ビザの優先順位

 オーストラリア移民省は、家族関連のビザ応募者の為に、処理優先権のいくつかの指針を発表しました。現在、政府は家族関連ビザよりスキルドビザとビジネス関連ビザに高い優先度を置いています。その上、家族ビザ関連の応募者の多くが、他の応募者と同じようにビザの申請書を提出したにもかかわらず、いくつかの申請がその他のものより速く処理されているといったケースがでてきています。ではなぜ、この様なことが起こるのか? 理由は移民省と地方自治体が、他の機関とは対照的に、より高い優先度をいくつかの申請に与えるよう政府から指示されているということがあげられるでしょう。

 一般的に、処理のための優先権(家族関連ビザ)は以下の通りに決定されています。

1. 最優先は、子供、配偶者、婚約者、インディペンデント・パー トナーなどの肉親カテゴリーに与えられています。このグルー プの中でも、より高い優先順位は子供と一緒にいる配偶者に与 えられています。
2. その次の優先順位は、親類、介護人、扶養家族に与えられてい ます。
3. 一般的な、上記の評価基準の枠組み内でも、より速く申請を処 理されることも可能とされています。もしあなたが、下記のよう なケースに該当している場合は、移民局に連絡し、より高い優 先権があなたの申請に与えられるように要求すべきでしょう。
4. あなたの申請の優先権に影響するその他の要素とは…  
— 申請者の子供が市民権をもっている場合。  
— オーストラリアに住んでいる子供の割合が大きい場合。  
— すでに、退職している場合。

 これら上記のポイントによって、いくつかの家族関連ビザがなぜ他のものより速く処理されるかを理解して頂けるかと思います。

2001年1月
※ 掲載されている記事は、執筆当時の情報となっておりますのでご了承ください。

近年、移民法は度重なる変更がされてきました。よって、最新の情報を得るためにもビザに関する質問や悩みなどは、専門家(ビザコンサルティング)にご相談することをお勧めします。




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