パースエクスプレスVol.117 2007年10月号

 10月だというのに、ついこの間までTシャツで過ごせていたけど、2〜3日雨の日が続いた後、一気に肌寒い日に早変わりしてしまった。今ではすっかり秋後半のようで、日が暮れるのが早く、夜も長い冬が近づいてる感じの気候です。

 今年は、暑かったり寒かったり異常な季節感を多く感じた気がする。タオルケット一枚で寝てたのが、いつの間にか厚い布団に変わってる。コタツもそろそろ出そうかな(笑)。

 ところで今月のニュースだが、これといってビッグニュースもないので、私事で悪いが、『家庭の医学』的な話をさせてもらうね。
 この間、今年最後の海遊びといった感じで、知人のいる岡山へプライベートで行き、クルーザーとジェットスキー2台で、10人の仲間と小豆島へ遊びに行った。島ではウェイクボードやジェットスキーを楽しみ、一通り遊んで帰る時、右足の3本指に違和感を感じたと思ったら、急に痛み出してきた。
 東京に戻り、次の朝目が覚めると、右足は腫れ上がり、激痛でまったく歩けない状態。これは海ではしゃいでる時に足の指を骨折したのだと思い、病院へ。
 レントゲンを見ても、骨にはまったく異常がない。血液検査や尿検査、いろいろ調べてみると先生から「これは痛風の発作です」と言われ、ショック!!あの、風が吹いただけで痛いと言われている『痛風』。めちゃめちゃかっこ悪いじゃないか(笑)。

 痛風って尿酸値が高いとかかってしまう病気で、放っておくと尿酸が結晶化して結石ができたり、血管がつまって動脈硬化や脳梗塞を引き起こす恐れもあるらしい。なので、尿酸を放出する薬を生涯飲み続けなきゃならないんだって(涙)。 発作も3度経験したけど、口から泡をふきたくなるくらい痛い!!布団に入る時だって、毛布が触れるだけで激痛が走るし、靴下はもちろん、靴すら履けない程だ。何せ、冗談ではなく、エアコンの風が足にあたるだけでも痛いのだから。

 

 発作が出てしまうと、即行処方された痛み止めを飲み、ひたすら薬が効くまで我慢するのみ。つらい病にかかってしまったよ、まったく(悲)。
 “プリン体”が尿酸のもとになるらしいから、みなさんも食生活には気をつけた方が良いと思うよ。プリン体って、ビールに含まれてるから、最近はプリン体50%OFF・カロリー50%OFF・糖質50%OFFってやつが増えてるけど、まぁビールより蒸留した酒、ウイスキーや焼酎ならいいって言うよね。食べ物でプリン体が多く含まれるのは、大正えび・アジの干物・豚や鶏、牛のレバー・かつお節・するめや光り物の魚が多いようだ。
 だから、油物や肉類ばかり食べていると危ないので、野菜も多く食べ、バランスの良い食生活を心がけないとね。いつ同じような症状になるかわからないから、みなさんも気をつけてね。  アルコールの飲みすぎが一番悪いみたいだから……。  それではまた来月!!


ダンナ小柳編集長の痛風の薬

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