オーストラリア・サッカーの歴史

 
オーストラリア・サッカーのこれまで
民の国オーストラリア。1870年代にヨーロッパの移民達よりサッカーはオーストラリアに持ち込まれ、フットボールクラブが生まれて以来、彼らのコミュニティのサポートの下に多くの国内クラブが成り立ってきた。
 しかし、現在までのサッカーは、ラグビーやフッティなど他の“フットボール”人気に押され、1977年に発足したNSL(National Soccer League)も長期に渡ってリーグ、クラブ共に経営難が続き、人気も低迷。協会の運営方法に疑問が投げかけられていた。
 サッカー人気の低迷に伴い、高いレベルの選手が海外へ移籍、求心力を失った国内リーグからファンが離れていく、といった悪循環に陥っていたオーストラリア・サッカー界。この状況を打破しようと、2003年、オーストラリア・サッカー協会の会長にFrank Lowy氏が就任、次々に改革が行われた。
 彼の改革の1つが、NSLを廃止し、新たにプロリーグを設立させること。2003年10月に彼は「Aリーグ」の発足を発表し、2004年の4月4日に行なわれたParramatta PowerとPerth Gloryのグランドファイナルを最後に、NSLの歴史は幕を閉じた。そして来たる8月26日、オーストラリアのサッカー界を大きく変えるであろうAリーグが遂に開幕する。

Football Federation Australia (FFA)
オーストラリア・サッカー協会は、Frank Lowy氏によって、かつてのASA(Australian Soccer Association)から2005年1月1日より、FFA(Football Federation Australia)と改称した。FIFAに見られるように、世界ではサッカーを“football”と読み記している国が大半。これまでの“soccer”という呼び名を変えたことにより、古い時代から新しい時代への改革をLowy氏は示した。

世界から見た オーストラリア・サッカー
世界的にもまだ歴史が浅い、オーストラリアのナショナルチーム。“サッカールー”の愛称で呼ばれるオーストラリアの代表は、1974年の西ドイツ大会を最後にワールドカップの出場権を逃し(ワールドカップへの出場はこの1974年大会の1回だけ)、8月4日現在のFIFA世界ランキングも60位と低迷している。しかし、サッカールーのほとんどが、欧州リーグなど国外のクラブに所属することからも分かるように、選手個人のレベルは決して低いものではない。

欧州で活躍する サッカルー  (8月初旬発表より)
Brett Emerton(FW)(Blackburn Rovers, England)
Harry Kewell(MF) (Liverpool, England)
John Aloisi(FW) (Alaves, Spain)
Jon McKain(DF)(Politechnica AEK Timisoara, Romania)
Josip Skoko(MF) (Genclerbirligi, Turkey)
Marco Bresciano (MF) (Parma, Italy)
Mark Schwarzer (GK) (Middlesbrough, England)
Mark Viduka(FW)(Middlesbrough, England)
Scott Chipperfield(FW) (FC Basel, Switzerland)
Tim Cahill(MF) (Everton, England)
 
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