来た!来た!やって来た!4年に1度のビッグなイベント、ラグビー・ワールドカップがここオーストラリアで10月10日から11月22日までパースを始め各都市で開催される。日本名で“闘球”と表される激しく荒々しい、そしてその姿に隠れた緻密な計算と技巧を必要とするラグビー。オーストラリアでも大人気のスポーツ、ラグビーの世界大会にオージーの興奮は沸点に達する!
オーストラリアには、3種類のラグビーがある。それぞれの違いは次の通り。
 ラグビー・ユニオン  Rugby Union

日本で言うラグビー。1チーム15人で構成され、タックルやスクラムなどで敵陣に攻め、戦う。今回開催されるラグビー・ワールドカップは、この「ラグビー・ユニオン」で活躍する選手達が出場する。

 オーストラリアン・ フットボール  Australian Football League

“フッティ”の愛称でオージーに親しまれている国民的スポーツ。他の2つと違い、起源はクリケットにある。ボールはラグビーボールよりやや小さめ。パスは蹴る、またはゲンコツでボールを打って前にパスが出来る。

 ラグビー・リーグ  Rugby League

1チーム13人で戦う。ルールは基本的に「ラグビー・ユニオン」と同じだが、攻撃と守備が分かれていて、攻撃する側が相手に5回タッチされれば攻撃権が移る。主にニューサウスウェールズ州で人気のスポーツ。


ラグビーの起源は、1823年にイギリスのパブリックスクール・ラグビー校に遡る。校内で行われたフットボール(現在のサッカーとは少し異なる)の試合中に、エリスという名の少年が、ルールで禁止されていた「ボールを手で持って走った」のが始まりだと言われている。誕生から180年経ち、今では世界的スポーツとなったラグビーだが、その世界大会(W杯)の歴史は1987年からとまだ浅い。記念すべきW杯第1回大会はオーストラリアとニュージーランドの共同開催。今年で5回目を迎え、再びオーストラリアがホスト国となる。

開催国 優勝チーム 準優勝チーム

1987

第1回 オーストラリア/ニュージーランド ニュージーランド フランス
1991 第2回 イングランド/スコットランド/アイルランド/
ウェールズ/フランス
オーストラリア イングランド

1995

第3回 南アフリカ 南アフリカ ニュージーランド
1999 第4回 ウェールズ/イングランド/スコットランド/
アイルランド/フランス
オーストラリア フランス




取材協力:(財)日本ラグビーフットボール協会 / Photo graciously supplied courtesy of Australian Rugby Union
 
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