電車の駅で突然の襲撃、強盗事件
被害者:H男・25才・ワーホリ
被害:いきなり3人の男に襲われ、所持金、金目のものすべて盗られる



パースに来て1週間目の日曜日夕方4時頃のこと。友達の家を訪ねるために電車に乗り、目的の駅で降りた。その駅は陸橋があり、左右に分かれていてどっちに行ったらいいか迷いながらも、とりあえず降りていった。日曜日のせいか、まだ明かるいのに人もいなく、さみしい感じがしていた。どの方向に行けばよいか考えていると、突然3人の男に取り囲まれ、顔をいきなり殴られた。「金を出せ」と言っているようであったが、英語もよくわからない。付けていた眼鏡は吹っ飛んで割れてしまい、買ったばかりのその眼鏡も盗られ、カバンも財布も英語の参考書まで、何もかも盗られてしまった。ホームステイの支払いのため持っていた現金$1000以上も…。抵抗したが、3人の男には敵わず、あっという間に犯人達は立ち去ってしまった。初めての場所で、道を探すことに気を取られ、彼らが待ち伏せしていたかどうかも気が付かなかった。まだ明るい昼間のことであり、こんなことが起こるとは夢にも思っていなかった。
   
 
基本的に知らない土地でのひとり歩きは、良くありません。友達といっしょに行動すること、所持金(現金)は最小限に携行するということをお勧めします。そして万が一、盗られた時のために、大切な書類は必ずコピーをとっておき、別のところに保管しておくとよいでしょう。日本人が被害者として特別に選ばれているわけでは決してなく、誰でも夜道でひとり、特に高価なアクセサリーや派手な服を身にまとって歩いていたならば、被害を受けやすいことは周知の事実です。また、見ず知らずの人に声をかけられても、極力耳を貸さないように努めましょう。
 
電車の駅は、人が去ってしまうとかなり物騒。その土地をよく知らない場合は、とりあえず電車から降りたら、まず皆が行く方向へ同行すること。
昼間といえども、人通りの少ないところは要注意!
夜のひとり歩きは避ける。もし、やむを得ず1人なら、早歩き、または走る。
周りに目を向け、気を張りながら歩く!もし怪しい人がいたら、近づかない!
道や時間を聞くなどして相手の気をそらし、スキを見て犯行におよぶケースも多いので、用心すること。
街角で小銭を要求され、わけがわからずモタモタしているスキにバックをひったくられたり、財布を奪って逃げるケースも後をたたない。意志表示をはっきりすることも大切。
多額の現金を持ち歩かない!
もしものために現金とカードは分けて持つ。
逃げられない状況になってしまったら、無理な抵抗はせず、持っている現金を渡してしまうことも身を守る術のひとつであることを覚えておきましょう。

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