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        時間があるということは、ある意味でとてもさみしいことだ思います。  
         キャシーズに行かなくなってから、それなりにできあがっていた生活のリズムのようなものがすっかり崩れてしまい、自分が前にもまして周りから取り残されてしまっているという気持ちが強くなってしまいました。 
         
         そんな時、ついボーっとしていると、決まって裸のMADISONがやってきてしまうので、できるだけそっちの方には頭が行かないように気をつけて、過ごすようにしました。夜は暗くなるとすぐにふとんに入るようにしましたし、街に出るときにもなるべく下を向いて歩くようにしました。 
          
         
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      すれ違う女の子はおろか、ショーウインドーの下着や、きれいな女の人のポスターなどもできる限り、見ないようにして過ごしました。 
        以心伝心と言いますか、突然、兄貴から小包が届いたのは、そんな生活に少しづつ慣れてきだした頃のことでした。 
       
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