パースエクスプレスVol.131 2008年12月号

 ところで、最近は日本でも若者の間でドラッグの使用が問題となっている。今年の大麻による摘発は、過去最高になるという。特に大学生のキャンパス内での麻薬(大麻)の使用と売買が複数の大学で発覚し、若者の麻薬に対する認識不足が表面化している。空虚な日々を紛らわすためにドラッグ、麻薬に走ってしまうのだろうか。オシャレ感覚で始めるケースもあるというから困ったものだ。

 思春期、青年期というのは、社会に対して窮めて敏感な時期である。今回の調査でより顕著になった若者のドラッグに対する不安は、若者を取り巻く環境にドラッグが更に蔓延していることを示しているのかもしれない。社会からドラッグを完全に撲滅するのは不可能だと思われるが、ドラッグに手を出さないような意識を早期に植えつけるのは効果的だろう。悪い言い方かもしれないが、洗脳したほうがいいな。そしてドラッグ使用に対して、子どもたちから大人が非難されるようになれば、社会も変わってくるのではないだろうか。社会は金儲けのためにドラッグを広めようとする輩から、若者たちを守らなくてはならないな。

<筆者のプロフィール>
東京生まれの元祖ワーホリ。日本企業のエンジニアを辞職し、日豪で計3年間の修行の後、日本語教師となる。パース在住15年、日本語教師歴11年。ペンネーム「ブッシュウォーカー」。

 


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