さて、こういったスポーツが盛んになるもう一つの理由として、観戦スポーツの多さ、人気というものもあるだろう。今年になって国内で観戦できるスポーツは、テレビ放送を含めると、前半だけでもクリケット、テニス(オーストラリアン・オープン)、サッカー(Aリーグ)、ラグビー(スーパー14)、オリンピック冬季大会(トリノ)、コモンウェルスゲーム(メルボルン)、オーストラリアン・フットボール、そしてワールドカップサッカー(ドイツ)など、他のゴルフやサーフィンの大会を入れると、テレビをつければ必ず何かのスポーツが観戦できる状態だ。今シーズンからパースの新チーム(ウエスタン・フォース)も加わってアップグレードされたスーパー14(ラグビー)などは現在、会員券が残りわずかとなっているほどの人気だ。また今年は特に、オリンピック、コモンウェルスゲーム、ワールドカップといったビッグイベントが続くだけに、観戦も盛り上がるだろう。特に、32年振りにワールドカップ出場となったオーストラリアチームのファンは今から興奮しているだろうし、初戦の日本戦(6月12日)では高視聴率となるだろう。

  結局のところ、オーストラリアのスポーツの強さ、人気というのは、国の環境によるところが多いのではないだろうか。子供の頃から好きなスポーツを気軽に始められ、自分に合ったスポーツを見つけて、良いコーチについたら楽しみながらどんどん上達できるので、優秀な選手が生まれ易い。そしてスポーツ観戦の機会が多いため、刺激を受け易いので、スポーツを続けるモチベーションを維持できるということだろう。特定のスポーツを続けている子供達の部屋には、スポーツで表彰されたトロフィーやメダル類が所狭しと飾られていて、スポーツが自分の生活の一部になってしまっているように思える。日本には日本の事情があり、スポーツに対するアプローチは異なっているが、もっと地域社会でスポーツが奨励され施設やコーチ陣が整えば、更にすばらしい選手が生まれるんではないだろうか。

 

<筆者のプロフィール>
東京生まれの元祖ワーホリ。日本企業のエンジニアを辞職し、日豪で計3年間の修行の後、日本語教師となる。パース在住15年、日本語教師歴11年。ペンネーム「ブッシュウォーカー」。

 

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