いやはや、日本は暑かったなあ。そう、先月ちょっと日本に帰国したのだ。しかもカミさんと赤ちゃんを連れて。もちろん、生後9ヶ月の息子の恵蘭にとってはコレが初帰国。いや帰国っつーか、コイツはオーストラリア生まれだから、記念的初訪日とでも言った方がいいのかな?まあいいや。とにかく、俺にとっては家族揃っての「初・赤ちゃん見てくれ凱旋帰国」となった訳だ(って別に何かに勝った訳じゃないけどな)。
 実は、今回の旅にあたって一番心配だったのが飛行機の中での事だったんだけど、コレに関しては周りのベテランお母さん達から実に色々とアドバイスをもらって、ヒジョーに助かった。いや、実際には人それぞれだからホント参考にしかならないんだけど(笑)、まあかなり心強かったっすね。結論から言うと、行きは夜のフライトだった為に赤ちゃんは機内ではぐっすりと寝てました。いろいろと薬も買って行ったけど、とりあえず使わずに済んだし。まー歯が生えてる最中なんで、日本からの帰りのフライトでは離着陸の時にちょっとぐずったかな。隣りの席のビジネスマンの方、すみませんでしたねー。平謝りですけど。
 しかしなんだな、飛行機では赤ちゃん連れってのがこんなに優遇されるとは思わなかったよ。ちょっと感動ものだったな。だって、エコノミークラスなのに搭乗とかファーストクラスより遥かに早いんだぜ?空港カウンターでのチェックインもかなり早く、時間前に受け付けてくれたし、もうちょっとしたエグゼクティブ気分だよ。まあ、子連れでバックパック背負ったエグゼクティブっての、かなり絵にならないけどな。で、調子に乗って機内に入った所でファーストクラスを指差して、立ってたスチュワーデスに「こっち?」って聞いてみたら、無言の笑顔で圧力かけられました。やっぱりこのシャレは通じなかった。ちっ!(笑)
 まあそんな感じで、ちゃんとベビーフードからオムツからちゃんとサービスもあって(まあこれだけ金払ってんだから当然といえば当然だが)、とりあえず快適とまでは言わないまでも、ずいぶん安心して過ごせたね。赤ちゃんもまだ歩かないから、全然楽だったし。それに、何と言っても周りの客席の人たちも意外と気を使ってくれるのは嬉しかったねぇ。そういえば赤ちゃん連れってのはやっぱりエコノミークラスがほとんどみたいで、逆にファーストクラスとかばっかりやってるスチュワーデスって、あんまり赤ちゃんに慣れてないらしいという話を聞いたぞ。大体なあ、いくらなんでも「赤ちゃんの分はいかがですか」って、キャビアのったオードブルとかオススメすんな!(実話)
 で、当然同じ機内には同じような赤ちゃん連れの家族が複数乗り合わせる事があるんだけど、やっぱりおねむの時間になると、それぞれお父さんやお母さんが赤ちゃんを抱っこして、廊下を行ったり来たりしてるんだよ。俺たちゃ薄暗い機内をさ迷い歩く亡霊集団か?そんで、すれ違うと「よっ、またあったな」って。当たりめーだろ!ここしか動ける所ねえんだから。でも、全然知らない赤ちゃんを抱っこした人と立ち話とかして、まあ、とにかく赤ちゃんがいると、とりあえず和やかですわ。
 しかし、子供のいる友人一同は「子供が歩き出したら飛行機は悪夢だよ」って皆口をそろえて言うね。特に3歳位だと走り回るは、言うこと聞かねえは、泣くは叫ぶはで親もかなりげっそりするらしい。そこで、ある友人の子供が飛行中の機内を暴れ回っていた時、ベテラン・スチュワーデスが一言。
 「あら、坊や元気いいわねー。じゃ、今から一人でお外で遊ぶ?」コワッ!!



★飛行機の離着陸の際の気圧変化に伴う耳の痛み対策ですが、実は健康な乳幼児の方が大人よりもこの痛みを感じにくいという説もあります。しかし大人同様、鼻が詰まっている場合はやっぱり耳が痛くなりやすいようなので、あらかじめ赤ちゃん用の鼻づまりの薬などを用意しておくのもいいかも。鼻が通っているようならミルクや白湯を飲ませて口を動かして、耳管の動きを助けるのも一案。あとはやっぱりお医者さんとでも相談してみて下さい。

 

今回はこの場を借りて、日本滞在中にお世話になりました多くの皆様方に感謝の気持ちを込め、厚く御礼を申し上げます。おかげで事故や心配事も無く、家族揃って楽しく旅行することが出来ました。誠にありがとうございました。




This site is developed and maintained by The Perth Express. A.C.N. 058 608 281
Copyright (c) The Perth Express. All Reserved.