前回、母親が子供の面倒を見てて大変だっつー話をしたが、何が大変かというと実は俺様もよくわからない(笑)。ま、とにかくカミさんが大変だと言うから大変なんだろう。単純に外で働く男としての認識では「家にずっといる=好きなことが出来る=楽チン」という公式しかないのだが、子供と一日中過ごすのは非常にエネルギーがいるし、気も使う。とにかく何するかわからないしな。

 それはさておき、オーストラリアに来る前からオーストラリア人の男性は積極的に家事に参加するという話を聞いていた。だからと言ってオージーの男性の方が偉いとかそういうのではなく、確かに生活にゆとりがあれば家にいる時間も多くなるだろうなー、ふむふむ。という感じであった。
  しかし、それに比べて日本人男性の評価の低いこと、低いこと。「日本人の男性は家事は一切しないんでしょ?」「帰ってきたときに食事と風呂が用意出来てないと駄目なんでしょ?」というのがオージーの女性にとっての日本人既婚男性ステレオタイプのイメージなのだ(それを聞いたオージーの男性は「いいなあ…、それでも文句言われないのか」と心の中で密かに日本人女性に対して美しい勘違いをしてしまうのだ。違ったらごめんね)。
 「そうか。よし、俺様が日本男児の名誉挽回じゃ!」ということで、結婚して以来、慣れないながらも出来るだけ家事もやって子供の面倒もみて…。しかし、こちらで生活して地元の友達も増えるうちにふと気が付いたのだ。

(俺)「あのさ、家で料理とかするの?」
(友)「うーん...たまにね。」
(俺)「へー。どんな?」
(友)「バーベキューとかさ。」
(俺)「ふーん。得意なのは?」
(友)「...バーベキューだな...へへへ。」

 そうなのだ。みんな思ったより料理とかしないのだ。友達から言われた。「あのさー、頼むからあんまり俺のカミさんの前で家事の話とかしないでくれよー。あとで俺がぶちぶち文句言われるんだよ、お前が帰ってから」って苦笑いしながらこっそり突っ込まれたり。
  なんだよ!結局、男が家事出来ないのは世界共通じゃねえか!!俺の今まで信じてきたのは何だったんだ?洗脳されてただけなのか?とは言うものの、俺様も最近は見事にカミさんに頼りっぱなしだから、人のことは全然言えないけどね。
  じゃ、オージーの男性は子育ても全然しないかというと、こっちの方はみんな結構やってるように思う。もちろん母親の方が子供と接している時間は圧倒的に多いが、それでも父親は短い時間を見つけて上手に子供と接しているといった感じかな。もちろん、日本人男性もそうなんだろうけど、しかし日本人男性に比べるとオージーの男性の方が、休日に子供と遊ぶ余力がもう少しだけあるような気がするんだけどね。気のせいかな。

 万国共通なんだろうが、「親は無くとも子は育つ」ってのはある意味確かに当たってるかもな。親が共働きだろうが片方しかいなかろうが、ちゃんとした教育と多くの愛情を与えられていれば、多分しっかりと育つ子は育つんだろう。ただ、親として子供の成長が存分に見れないのは実に残念だろうな。子供の成長は早い。20歳を超えたら2歳程度の違いなんて無いも同然だが、1歳と3歳は全く違う生き物と言ってもいいぐらいだからな。

 正直な所、いくら俺様が忙しいとはいえ、毎日午前2時とかに帰宅して次の日の朝8時に出社なんて生活じゃないから、まだまだ子供に接する時間は多い方だと思うがな。だが、それでもある日、テーブルの向こうに子供の頭がひょいっと見えたときは愕然とした。毎日顔を合わせながら子供の背が既にダイニングテーブルの高さを追い越していることに気が付かなかったんだからな。灯台下暗し。とほほ。




★本格的に歯が生え始めて離乳食も卒業した赤ちゃんは、カルシウムが不足しがちです。今生えている歯はお母さんの母乳などから吸収されたカルシウムですが、これからの骨の成長には不可欠なので、牛乳を飲ませたり海産物を取らせたり、また補助食品などを上手に使ってカルシウムを補給してあげてください。





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