Part 40

なんと、極秘来豪!! チャド君が1年半ぶりに帰ってきた。
ジパング上陸作戦のチャドマレインこと、チャド君がパースに帰国。それもたった、4日間といった最短スケジュールだったが、理由もそのはず。今回の帰国は残念なことにおじいちゃんの体調が思わしくないための帰国だった。

今月のこのコーナーは本誌編集部に登場した時の編集部員との会話をいくつか抜粋してお届けします。

 あの小室哲哉が5月1日をもって吉本興業入りを果たした。そこでチャド君、「小室哲哉は俺の後輩やねん!!」と苦笑いしながら…。

 今回のパース帰国にあたって、日本で買いあさったお土産用の日本酒やお酒の数々。しっかりスーツケースに合計7本のお酒たちをびっしり収納し、手荷物には酒類の免税が2リットルまでと知っていたため、2リットル分のお酒を手に持ち、パース空港に降り立ったチャド君。しかし、税関で手に持っていた2リットル分のお酒以外にスーツケース内の7本のお酒を見ながら、係官は「免税は2リットルまでだよ」と言った言葉に、チャド君は英語がなかなか出てこない。それもそのはず、日本では、ほとんど英語を使わないため無理もなく、たどたどしい英語で返答するのがやっとだった。そこで、係官はチャド君が英語をしゃべれないと思い、「税関申告書は理解できたか?」との質問を優しい英語を使って聞いてきた。またもやたどたどしく「たぶん…」と答えるチャド君。この辺りになると係官に慈悲の心が芽生え始めたのか、怪訝そうな顔をしながら、“杏露酒”をスーツケースから一本取り出し「この14%とは?」と質問。そこで「アプリコットが14%入っている」ととっさにオチを付けて答えてしまったチャド君。

 極度の疲れを押し、師匠のぼんちおさむ氏の車を運転していたチャド君。そんなチャド君を見るに見かね「1時間空きがあるから車の中だけど横になれ」と優しい言葉を掛けるおさむ師匠。その言葉に甘え、50分後に起きるように携帯電話にアラームをセットし、しっかり右手に握り締め、横になったチャド君。しかし、ここに大きな落とし穴が!!チャド君の寝起きたるものや、手の付けようが無いほど最悪!もちろん師匠も周知の事実。そして50分が経ち、アラーム音が!!握り締められていた携帯電話は、横にいた師匠に向けて猛スピードで投げ放たれた!!「師匠に向かって携帯を投げたなんて…。もちろん全く覚えていないんだけど(チャド君)」

 日本から持ってきた携帯電話のわりには、そんなに小さくない携帯を持っていたチャド君だが…。「川に石を投げる夢をみとったんや。目が覚めてみると、携帯は便器の中。なんか知らんけど、自分も便器の前に立ってた。もちろんなんも覚えとらん!1個携帯をダメにしてしもうた!!(チャド君)」

 サッカー・ワールドカップ開催500日前イベントと阪神・神戸大震災の復興をかけ、サッカーのチャリティー・マッチ(神戸総合運動公園ユニバー記念競技場にて)が行われた。出場チームはザ・ミイラ(俳優の椎名桔平やJUDY AND MARY のTAKUYAなどの芸能人で構成されたサッカーチーム)や元サッカー日本代表選手が混合されて作られた“チームEAST”と吉本興業所属のタレントやヴィッセル神戸現役選手、そしてヴィッセル神戸OB選手で作られた“チームWEST”が対戦した。そこで、経験はもちろんのこと、丸いボールすら蹴ったことがないチャド君はチーム入りに志願。しかし、持ち前の運動神経で助っ人外人として“チームWEST”のメンバー入りを果たした。そして試合当日、スパイクに履き替え、意気込みながら控え室からグラウンドに向かう通路でコンクリートに足を取られ、痛恨の捻挫。結局、後半の最後1分間だけ出場させてもらったチャド君だが…。
「思い出作りに行ったんやないんやけど(チャド君)」



現在、師匠ぼんちおさむ氏のもとで漫才の修行に励む、若手芸人チャド・マーレン。パースエクスプレスが輩出したオーストラリア・パースの期待の星。

ジパング上陸作戦の加藤とチャド。

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